2011年3月全くのゼロからタイ語学習をスタート!同年9月から現在に至ってはタイのバンコクに滞在中。バンコクの生活情報やタイ語留学でのおすすめ勉強法や教材などをご紹介していきます。by タイ在住わらしべ長者
【回答】なぜ400mリレーのタイムは4人で割ると通常の個別タイムより速くなるの?
記事公開日:2016年8月22日
最終更新日:2018年9月1日
バンコク在住、日本人代表のわらしべです。
さて、ようやくリオ・オリンピックも終わり、今回も日本代表選手からたくさんの勇気と感動を頂きました。感謝❤
そんな中、
昨日、facebookで頻繁にやり取りしている読者さんの方からたいへん興味深くおもしろいご質問を頂いた。
それがコチラ
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質問者:Oさん
ところでワラシベさんはオリンピックを鑑賞されてるみたいなので質問ですが、昨日日本が銀メダル取った400メートルリレーの記録が37.6秒なのですが、これって4人で割ると、1人9.4秒で10秒切ってるんですけど、なんで個人100mの記録で9秒台が出ないのに、バトンを繋ぐ障害があるリレーのほうが早くなるんですか?
「そんなこと知らねーよ!」って言われそうな気もしますが、もしわかったら教えてください。
では。
※一部省略
ね!面白いご質問でしょう?(^^♪
普段、意識をせずテレビ・ラジオを聞き流すだけの受動的な人ではこのような疑問は持たないでしょうね。
さすが億越え!(笑)
俺っち自身もテレビのコメンテーターが今回の決勝400mリレーメンバーで最速だった桐生選手が「もうすぐで9秒台だった」と言っていたのを覚えている。
で、あるならば、ご質問主さんの1人平均9.3秒となるにはおかしいね。
せっかくなので日本代表男子400mリレーの第1走者から第4走者までの決勝タイムとそれぞれの年齢を載せておきます。
- 山県亮太 10.05秒(24歳)
- 飯塚翔太 10.22秒(25歳)
- 桐生祥秀 10.01秒(20歳)
- ケンブリッジ飛鳥 10.10秒(23歳)
陸上競技のアスリート経験がある人からすれば至極当たり前のように知っている事かもしれないが、
我々、一般視聴者は「あ、言われてみればおかしいかも!」と初めて気づく人も多いはず、
で、今回は俺っちなりに導き出した答えをシェアします。間違ってたらゴメンよ!(笑)
その前に、
今回のリオ・オリンピックに出場した男子400メートルリレーの日本代表選手
銀メダルおめでとう!🎊
まず最初にそのリレー競技について調べてみた。
Wikipediaをチェックすると今回の答えと思われるヒントが明記されていた。
第2走者以降はリレーゾーンで予め加速してからバトンを受け取るため、単純に4人の記録を合計した数値よりも速い記録が出る。スウェーデンリレーを除いて各走者は全体の距離を等分して担当し、バトンパスは定められたリレーゾーン(テイクオーバーゾーン)内で行う必要があるため、各走者の距離の配分を自由に変えることはできない。
バトンワークの技術の優劣が最終的なタイムに大きく影響するため、各個人の走力は劣ってもバトンパスの技術の高いチームのほうが、各走者個人の走力で優るチームよりも良い記録を出すことが十分に可能であり、その点がリレー競技の醍醐味でもある。もっと詳しく⇒ Wikipedia
まずは上記のリレーゾーン(±20m)と言うモノが今回の鍵だと確信した。
実際にWikipediaではリレータイムが通常より速い記録となる事自体は普通の事だと明記されている。
その理由は第二走者からあらかじめ加速された状態でのスタートとなるからだ。
で、上記の文面から俺っちが導き出した答えはこんな感じ。
イメージしやすいように図に書いてみる。
どう?(#^.^#)
多分こんな感じじゃね?
要するに加速されるリレーゾーンと言うものが前走者の100mとかぶっている事。
これだとそれぞれの100メートル個人タイムも計れるし、なお全体での400メートルのタイムが速い記録となる事も証明できる。
「つか、これじゃ400メートルにならないんじゃね?」とツッコまれそうですが...
そもそも日本人は400mリレー(400メートルリレー)とか呼ぶけど、
この種目の正式な名所は4×100mリレーです。(英語表記:4×100m Relay)
当たり前の事ですが、走者1人が100mずつを走るリレー競技です。
ゆえに400mリレー表記とせず、4×100mリレーと表記されているのでは?
俺っちの勝手な解釈では4人の走者がそれぞれ100mを走る種目であって、
必ずしも合計走行距離がぴったりと400mになる必要はないのでは?と考える。
だから第2走者以降はリレーゾーン(±20m)で助走をつけ加速できるので必然と総合タイムが早くなるのも納得。
実は最初、リレーゾーン(バトンを受けるゾーン)が100m外なのではとも考えた。↓こんな感じ
であるならばランナーによってはリレーゾーン(テイクオーバーゾーン)+α(±20m)も走るので最長120mになる走者もいるのでは?とも考えたりもしたが...
そうであれば個別走者ごとの区間で100mのタイムが正確に測定されるのはおかしい気がする。
だって1人が同区間で100m、もう1人が110m走ってるのに「同区間での新記録!」とか言われても整合性が取れないような。(-_-;)
そもそも上記のパターンだとたとえ助走し加速できたとしても距離が延びる為、理論上4人の走者の総合タイムは遅くなるはずだ。
よって、最終結論は...
リレーゾーンは個々の100mにカウントせず、加速されたトップスピードでバトンを繋ぐので結果400mの合計タイムが速くなり、ゆえに個々のタイムも4人で割ると必然と好タイムになる。
うん、これに間違いない!
てか、そう考えるとシンプルだ。知らんけどw
もし間違っていたらゴメンよ!<(_ _)>
と言う事で、ご質問者のOさん!
こんな回答でどうでしょう?(笑) by わらしべの解釈
ちょっとした脳のエクサイズになれば幸いです。('ω')ノ
ではでは
はじめまして。こんにちは。
実に興味深く読ませていただきました。
子供の夏休みの自由研究に男子400mリレーを
取り上げようといろいろ調べておりましたら、
こちらのサイトにたどり着きました。
4で割ったら9秒台…の謎が解けました。そういうことだったのですね。
わかりやすい解説で、子供も納得しました!
一つうかがいたいことがあるのですが
バトンパスの技術についても、調べたいと思い
各国選手個人のタイムをあちこち検索しているのですがうまく引っかかりません。
こちらでは日本選手の個別タイムをご存じのようですが
どちらで調べられたか教えていただけないでしょうか…。
いきなりのお願いで申し訳ありません。。
KMさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
当ブログ記事でなんとなくスッキリして頂けたようで幸いです。
では男子4×100mリレーの自由研究頑張って下さい。
※当記事は検索エンジン用に引っ掛りやすいように
あえて400mリレーとタイトル付けしていますが、
課題提出時には男子400mリレーでなく、
4×100mリレーと記した方がイイかもしれません。
PS.
こちらのサイトに決勝の上位チーム個別タイムが載っていました。
多分ソース元は外国のニュースサイトからだと思います。
自由研究時の参考にして下さい。
http://u-plan.info/400m-relay-rio-olympic-20160820/
ではでは(‘ω’)ノ
さっそくありがとうございます!!
上位チーム載っていますね。
大変助かりました~。
理想を言えばメンバー4人の中で一番早い桐生選手が第2走者をすれば
リレータイムもっと早くなり可能性があります。
第1走者 静止スタートから第2走者のリレーゾーンまでを走ります
第2走者 第1走者のリレーゾーンから次のリレーゾーンまで
第3走者 第2走者のリレーゾーンから次のリレーゾーンまで
( ただし直線ではなくカーブを走ります )
第4走者 第3走者のリレーゾーンからゴールまで(固定)
第2走者と第3走者は 手前のリレーゾーンから次のリレーゾーンまでを
走りますので走行距離は約120mになりますが第3走者はカーブ(コーナー)
を走る為スピードが出にくいです。
ベスト選択は最速走者を第2走者にすることですが個人の個性や癖・体調等
を総合的に判断して走行順位を決めるようですね~
ま~ちゃんさん こんにちは
コメントありがとうございます。
なるほどーリレーって奥が深いっすね
って事は日本代表選手メンバーの入れ替え次第では今後もタイムが伸びそうですね!
ボルトがいなけりゃ東京五輪金メダルが取れるかも。
日本選手まだみんな若いしね(^_-)-☆
この説明は間違いですね。
オリンピック競技にも400Mがありますが、トラックを一周走ってますよね。
そうです。トラック1周は400Mになっているのです。これはどこのレーンでも同じです。
ではリレーはどうなっているかと言いますと、テークオーバーゾーンの入はスタート地点から100-10、200-10、300-10Mの場所にあります。出は、100+10、200+10、300+10Mの場所にあります。(テークオーバーゾーンは20Mです)
お分りいただけたでしょうか。
トラックは400M。これさえ覚えておけば大丈夫です。
やー君、
本文の最後の画像ちょっと編集したけど
こんな感じかな?(‘ω’)ノ
やっぱトータルは400Mなんだね
あー、そうですそうです。
こんなに早く直していただき、ありがとうございます。
情報ありがとう(‘ω’)ノ