タイをこよなく愛する中年親父の旅紀行パート2
(18日)
昼過ぎ、チェンマイ空港へ降り立ちました。
バンコクより涼しく透明感のあるスガスガしい空気が顔をなでます。
タクシー約15分でホテル、空港タクシー申し合わせ料金120バーツ。
最近の常宿 ラミン(グ)ロッジ 今回は3泊です。
ランナー王朝色の濃い建物で一見は日本酒の醸造元の酒蔵のように見えます。
建物全体はランナー建築様式のコの字型をしていて、中庭部分にはテーブル席が並び朝食時には開放されます。
チェンマイでは中規模レベルのホテルです。
僕は大型ホテルや極端なリゾート型ホテルは好きではありません。
大型ホテルの事務的な作業態度、広い空間に漂う無機質感、豪華絢爛な照明や設備があっても
それらには温かみや柔らかさを感じることはありませんし、同じようにリゾート型ホテルに多い開放感や自然感もそれほど魅力的に感じることはありません。
また予算が少ないので最近はいつもJF無料・朝食付き2000バーツまで。
もう6~7年になるバンコクの常宿も150室レベルの中規模・格安のホテルです。
スタッフのフレンドリーで庶民的な雰囲気にホッとしますし、セキュリティーが整備されレストランが24時間営業の点等が気に入っています。
しかし最近少し気になり始めたのは訪タイ初心者の方たちと同宿する時に僕の趣味だけでホテルを決めてもいいのかな~?ということです。
JF無料・朝食付き・立地や移動の利便性・料金の妥当性等を考慮している
つもりなのですが、人によっては趣味が合わずに物足りなさや
強い不平不満を感じているのかな~?どうしたらよいかな~?
・・・・と時々思いますね。
評判のカオソーイ・バミーの店へ行く為にホテル前でツクツクと交渉、150バーツでまとまり出発、チェンマイ在住者のブログで注目されている人気店です。
少し郊外にあるので150バーツは往復と待ち時間の料金です。
待ち時間と言ってもツクツクおじさんには御希望のメニューを御馳走するつもりですけどね
・・・・・・・・
チェンマイ駅から南へハンドルを切り、ジムカーナゴルフ場近くでツクツクおじさんは止まりました。
そしてなにやら携帯電話で話しています。
「今日はそのお店はクローズだ~」「エ~ッ いまさら何を言ってるの~?」
「本当だ~ 明日は大丈夫~」「それなら何故最初に言わないの~?」
ツクツク料金を前払いしているわけではないのですが、どうしたのかな~?
何かが原因で気が変わったにしても150バーツは大きな金額だと思うのですが~
それでもクローズだ~の一点張り、狐につままれたような気分で町へ戻ります。
キャンセルですが、そうとうの距離は走っているので50バーツだけ渡しました。
チェンマイ在住の人に聞くと高齢者のツクツクではよくあることで、彼等はあまり地図が読めないので移動の全体像や位置関係をイメージするのが苦手で行き先が自分が詳しく知らない地域でも地名だけで OK OK と答えてしまう。
そして走りながら段々と理解・想像して「遠いからや~めた~」と言うか
「こんなに遠くまで来たから料金アップする」等と言うそうです。
日本では考えられないことですが「郷にいらずんば郷に従え」ですね~。
ツクツクから降りすぐ近くのマッサージ店へチェンマイへ来るといつも寄る店。
足もタイ式も1時間150バーツです。1時間づつ頼みソファーに体を埋めます。
担当はレディーボーイ、力はありますがあまり上手ではないです。
ただマッサージには相性があると思います。そしてその日の体調も・・・・
よくタイで初めてマッサージをした人に痛かった。
日本風のツボを押すほうがいいという方がいます。
日本でもめったにマッサージをしない人がタイマッサージを受けると痛いのはあたり前でしょう。
3~4回目くらいから体も慣れてくる人も多いです。
しかしこのレディーボーイどうも相性が合いません。
こうなるとマッサージの時間は苦痛になりますね~
あ~バンコクのファ~ちゃんを思い出し懐かしいで~す。
6時にチェンマイの友人に電話しました。
名前はバート、以前は一休「I K U E」という日本食レストランに勤めていたのですが、5月に閉店したので今は「わさび」という名前の日本食レストランに勤めています。
店の場所が分かりませんので、彼に電話してツクツクのドライバーと電話を変わり場所の説明をしてもらいます。
このツクツクは若いドライバーで昼間の「や~めた~」はありませんでした~
店の場所はミーチョークプラザ、名前は知っていましたがホテルからはそうとう遠いようです。
バートは「遠いから勤務が終わればホテルへ行く」と言ってくれましたが、店も見たいし夕食も食べたいので行くことにしました。
市街地から北へ約20分、この周辺は日本企業の工場がたくさんありそれに連れて
道路、住宅、商業施設のインフラ整備が進んだ地域で、全てが新しい町です。
ミーチョークプラザはその中核的な商業施設で中央の建物の周辺には駐車場、その周囲には独立店舗が並ぶ長屋風の建物に囲われています。
日本国内でもよくある郊外型大規模ショッピングセンターのスタイル。
店はその一角にありました。日本語で「わさび」と書かれています。
一目見て寿司メニュー中心の店だと分かりました。
チェンマイまで来て寿司か~ まあいいか~。
「やあ バート 久しぶりだね~ 元気かい~?」
「ま~ちゃん 本当に来たんだね~ ずいぶん遠かったでしょう~?」
「うん 結構走ったよ~ ラオスまで行くんじゃないかと思ったよ~」
二人で大笑いして再会を喜びます。
「僕は日本人だからチェンマイへ来て寿司は食べたくないけど、こちらの日本人には人気あるの~?店で食べる人とお持ち帰りとどちらが多いの~?」
「持ち帰りが多いね~ 家で家族と一緒に食べる人が多いでしょうね~」
「それもあると思うけど、おそらく1番の原因は「お茶」じゃないかな~寿司はビールや酒類を飲まない時はお茶が普通だけどタイ人は温かい日本茶は飲まないし、知らない人が多いでしょう?僕はそう思うな~」
「ふ~ん、経営者(タイ人)と相談するから日本茶について教えて下さい」
「うん、いいよ~日本茶は温かいのが普通でね~種類も色々あって・・・」
ひとしきり 日本茶 の説明をしながら会話は弾んでゆきます。
夜9時になり、彼の勤務時間も終わりました。
彼のバイクでホテルまで送ってもらい
「3泊するからまた逢おうね~」
高知の旅友は明日に到着予定、彼等は今日の夕刻高知から東京へ飛び、深夜便に搭乗、明日の早朝にバンコク到着、スワンナプーム空港からドムアン空港へ移動してチェンマイへ乗り継いできます。
天候もよいので無事に到着出来そうです。
つづく・・・